こんにちは LINDAです。(^O^)/
ちゃーが小学6年生の
卒業間近の事。
夕方
遊びから帰ってきました。
「ただいまー!」
「おかえり〜」
「ママ あのさ!」
「んー? どしたー?」
「ママさ!」
「老人ホーム行ってくれない?」
「(*゚▽゚*)」
Σ( ̄▽ ̄i|||ノ)ノ
「何ですって?」
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私は全く
事態を飲み込めません。
(^▽^;)
「なにゆえママが」
「老人ホームに?」
「まだ若いんですけども?」
「ちがうよ」
「俺が行きたいの!」
「何しに?」
「え?」
「お爺ちゃんとか」
「お婆ちゃんと」
「お話ししに?」
「何のために?」
「何のためって言われても」
「(^▽^;)」
「行ってみたいなーと」
「思って・・・」
「学校で行くの?」
「ううん。学校は関係ないよ」
「・・・・わかんない」
「(^▽^;)」
「ちゃーの言ってる事」
「何だか さっぱり」
「よくわかんないよ」
「老人ホームってさ」
「小学生が」
「遊びに行くトコじゃないでしょ?」
「行きたいなーと」
「思ったからって」
「行ってきまーす!」
「って場所じゃないでしょ?」
「そもそも」
「行きたいなー からして」
「ママには わかんないんだけど」
「ちゃんと言ってごらん?」
「わかった!」
「(*゚▽゚*)」
「最初から言うね!」
よくよく
ちゃーの話しを聞いてみると
うちの近所に
何年か前に建った
まだ新しめの
老人ホームがあって
最近になって
家族と離れて暮らしている
ご老人達の事が
気になったようです。
そこで
ご老人達の孫くらいにあたる
小学生の自分が遊びに行けば
喜んでくれるんじゃないかと
思いついたそうで・・・
「だってさ!」
「お年寄りって」
「たぶん 子供大好きじゃん!」
「喜ばれると思うんだよね♪」
う〜ん・・・
子供が好きじゃない
お年寄りも
いると思うんだよねぇ
(^▽^;)
「ちゃーの言いたい事は」
「わかったよ。」
「それで 何でママが」
「老人ホームに行くの?」
「ホームの人がね」
「ママと相談して」
「一緒に来て下さいって!」
Σ(゚∀゚*)
「もう ホームに行ったの !?」
「ちゃーが思いついたって」
「話しじゃないの !?」
「もう 行ったの♪」
「ええええ!!」
「急に行って」
「何 話したの?」
「だから〜」
「自分が遊びに行って」
「お年寄りが喜んでくれるなら」
「そういう事 したいんですけど」
「って!」
「誰と行ったの?」
「ん?」
「一人で行ったよ?」
「(*゚▽゚*)」
でもそうですが
ちゃーは
6年生になってから
急に行動力が付いたというか
何というか・・・
この時は
本当に驚かされました。
ちゃーの話しでは
そういう事は出来ませんと
断られたわけではなく
もちろん親の許可も必要だし
大人で話す必要もあるから
ママに話して連れてきてね
という事でした。
ちゃーは親切心や 好奇心で
行きたがっているように
見えるけど
ご老人達も十人十色で
体の不自由な方もいれば
言葉の不自由な方もいる・・・
子供好きもいれば
うるさい うっとうしいと
思う人もいるだろうし・・・
ちゃーが思っているような
子供なら 誰だって可愛がるし
いつでもウェルカムさ♪
って事では
ないんじゃないかと
(・△・;)
生半可な気持ちで行かせたら
迷惑をかけてしまうだけだろう
と思って
ちょっと脅してみました。
「ホントにやりたいの?」
「うん!」
「ちゃーが思ってるのとは」
「違うかもしれないよ?」
「それは」
「行ってみないと」
「わかんないけど・・・」
「お爺ちゃん達ってさ」
「オムツとかしてるの」
「知ってる?」
「知ってるよ」
「うんこ付いちゃったら」
「どうする?」
「え? うんこ?」
「だって 何があるか」
「わかんないでしょう?」
「トイレに行こうとして」
「大丈夫ですか?」
「って支えた時に」
「出ちゃうかもしれないじゃん!」
「んーーー(>_<)」
「じゃーホームの人を呼んで」
「手を洗うよ」
「ゲボ付いても大丈夫?」
「ゲボ !?(゚∀゚*)」
「だってさ」
「おやつの時間とかだったら」
「喉につまって出ちゃうかも」
「しれないじゃん!」
「う〜ん・・・」
「それは」
「拭いてあげたりしたいけど」
「ちゃーは小学生だから」
「やらせてもらえないと思う」
「そういうのって」
「資格持ってる人がするんでしょ?」
「そうなんだけどさ」
「ようするにさ」
「ちゃーは」
「ボランティアしたいんでしょ?」
「うん!」
「年齢が いくつでも」
「資格があっても 無くてもね」
「老人ホームという場所で」
「ボランティアしたいんだったら」
「そこにいる人たちがする事を」
「受け入れる覚悟って」
「必要だと ママは思うよ」
「キレイな事だけしたい」
「楽しい事だけしたい」
「可愛がってもらうだけ」
「みたいな」
「そんな気持ちなら」
「止めといた方がいいと思う。」
「ホームで働いてる人にも」
「失礼だよ?」
「そんな事 思ってないよ」
「ちゃーが何していいかは」
「わかんないけど」
「孫になかなか会えなくて」
「淋しい人も」
「いるかもしれないじゃん!」
「そういう人が」
「小学生とお話ししたり」
「折り紙したりしたらさ」
「嬉しいと思うんだよ」
ほほう・・・
なかなかの純粋BOY・・・
遊び感覚では ないらしく
ちゃーなりの覚悟も見えたので
まずは
老人ホームに電話をして
話しを聞いてみる事にしました。
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ホームの職員さんの話しでは
小学生が1人
個人でボランティアを
申し出るなんて
初めての事だったらしく
職員さんで話し合いを
してくれていたのだそうです。
もちろん子供の
ボランティアなんて
マニュアルもないし
安全確保もしなくちゃいけない
わけで・・・
でも
ちゃーが1人で
ホームに行って話した時の
熱意をかってあげたい
という結論に至ったらしく
「ちゃー君さえ良かったら」
「ぜひ来て下さい。」
と言って下さいました。
後日 打ち合わせの時間を
取ってもらい
ちゃーと老人ホームに
行きました。
そして
ちゃーが行っていいのは
学校が終わってから
17時まで。
週3日くらいだったかな?
曜日を決めて
その日に来る事。
学校の宿題や
勉強はちゃんとする事。
ちゃーが出来る事は
お年寄りの介助はできないので
お話ししたり
手遊びをしたりだという事。
どうしていいのか
わからない時は
必ず職員さんに聞く事。
ホーム用の上履きを用意する事
という約束をしました。
こうして
ホームの方のご厚意で
小学生ながら
ボランティアを
させてもらう事になりました。
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初めてのボランティアは
想像と違う
とは ならなかったようで
「ある お婆ちゃんがいてね」
「ちゃーの顔を見るたびに」
「お名前は?」
「って聞くの」
「何回も 何回も 聞くんだよ」
「ちゃーは どうしてるの?」
「何回も答えるよ♪」
「(*^▽^*)」
「何回も 初めてみたいに」
「ちゃーです!」
「っていうの。」
「何かね」
「いつも笑わないお爺ちゃんが」
「いるんだけどね」
「今日はちゃーの顔見て」
「にこってしたんだよ♪」
「お婆ちゃんがね」
「自分のおやつを」
「ちゃーにくれようとしてね」
「どうしていいか わかんないから」
「職員さんに聞いたんだけど」
「せっかくだから頂いたら?」
「って言ってくれたから」
「ありがとうございます!」
「って もらったんだけど」
「お婆ちゃん」
「嬉しそうでさー♪」
「(Ο´∇`Ο)」
と 思わずこっちも
ほっこりと
暖かくなるエピソードを
ボランティアの度に
教えてくれて
ちゃーもすごく
楽しかったようです。
(〃^∪^〃)
そしてボランティアは
小学校卒業後の
春休み期間?
も 休む事なく
行っていました。
私は知らなかったんですが
ホームに
ちゃーを知っている
ママさんが働いていたようで
その人から
ウワサが広まり
「ちゃーがホームで」
「ボランティアしてるんだって?」
「ちゃーすごいじゃん!」
と
声をかけてもらえる事が
多くなり
私は仕事が忙しくて
あんまりママ友と
深い付き合いは
してなかったんですが
どうやら近所で
ちゃーは有名になってた
らしいです。
中学に入ると
部活が始まり
行く時間が
無くなってしまったようで
「思ったより時間がないんだー」
「もう行けないなー」
と言っていたので
「ちゃー」
「何でも そうなんだけどね」
「始める時より」
「終わる時のほうが」
「大事なんだよ。」
「このまま行けない日を」
「続けてくのはダメ」
「ホームでお世話になった方に」
「ちゃんと自分の事情を」
「説明して」
「お礼を言って」
「きちんと終わらせなさい。」
「(*^_^*)」
「うん! そうだよね」
「ちゃんと言ってくる!」
「いい経験させてもらって」
「良かったね!」
「うん!」
こうしてちゃーの
初ボランティアは
終わりました。
期間にしたら
3週間くらい
だったと思いますが
とってもいい経験を
させてもらいました。
この経験が
元になっているのか
ちゃーは今でも
知らないお年寄りに
普通に話しかけます。
この前も
一緒にファミレスに行って
ドリンクバーに行った時
ジュースをずっと眺めている
お婆さんに
「何 飲みたいんですか?」
「(*゚▽゚*)」
「え? えっと・・・」
「これなんですけど・・・」
「それなら」
「コップはココで」
「ココを押して・・・」
と 話しているので
「え? 知り合い?」
と聞くと
「ううん。知らない」
みたいな事がありました。
まるで一緒に来てた
親戚かのように
普通に話しかけるので
毎回びっくりします。
相手の方も
びっくりしています 笑
当時の
ホームのみなさんには
本当に
感謝しかないです。
(*^▽^*)
自分の気持ちは
ちゃんと相手に伝わると
体験させてもらいました。
そして
普通に話しかけて
普通に手を貸してあげている
ちゃーを見ると
一緒にその場にいたのに
何にも気づかない自分が
とても ひどい人間に
思えます。(^▽^;)
見習わなくては!
です。
LINDA
ぽんと応援おねがいします♪