こんにちは LINDAです。(^O^)/
びっちゅ小学6年生。
びっちゅは 小学4年生から
学校で
器楽クラブに入っていました。
担当はユーフォニウム。
ユーフォニアム とか
ユーフォニューム とも
言うそうですが
こういうヤツです。↓
運動会で演奏したり
近所の音楽ホールで演奏したり
とても頑張っていました。
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6年生になり
卒業が近くなってきた時
学校行事での発表の場は
もう なかったんですが
器楽クラブの先生が
放課後に 器楽クラブとして
最後の発表会をしましょうと
演奏の場を
作ってくれる事になりました。
子供達は喜んで
発表会に向けて
練習をしていました。
そして前日の夕方。
「ママ! 明日」
「器楽の発表会じゃん?」
「いよいよだね!」
「それでさ」
「明日が 最後になっちゃうから」
「みんなに クッキー」
「作りたいんだけど!」
「(*゚▽゚*)」
「クッキー作るの?」
「今から?」
「(^▽^;)」
「うん!」
「もうすぐ 卒業だし」
「中学は 離れちゃうから」
「ありがとうって感じで」
「みんなに渡したいの!」
「ちなみに 何人分?」
「う〜ん・・・」
「あげれない子がいたら やだから」
「30人くらい?」
わーお! まじか!
さ さ 30人分!?
「っていうか」
「学校にクッキーなんか」
「持ってっていいの?」
「器楽の先生に言ったらね」
「最後だから いいよって」
「言ってくれたの!」
「(*゚▽゚*)」
「ママ 明日」
「来てくれるでしょ?」
「うん。」
「その時に」
「持ってきて欲しいんだけど」
「いい?」
なるほど。(^▽^;)
「びっちゅ」
「クッキー作った事ないよねぇ」
「うん!ママ教えて!」
「(*゚▽゚*)」
「その30人分のクッキーさ」
「何に入れて 持ってくつもり?」
「え?」
「わかんないけど (*//∇//*)」
そこは
考えてないのね
(^▽^;)
「うん。」
「作りたいのは わかった」
「でも こういう時ってね」
「まず 材料があるか とか」
「ラッピングはどうするか とか」
「そういう事も 考えてから」
「始めるんだよ?」
「そっか! 材料ある?」
「ママが 夜ご飯のメニューを」
「変更すれば ある」
「よかったー♪」
「ヽ(*´∇`)ノ」
「何に入れて持ってくの?」
「1人 1人に」
「渡したいんじゃないの?」
「うん。そうしたい!」
「ママ何か 持ってる?」
「持ってるよ」
「それ 使わせてもらってもいい?」
「いいよ♪」
「ありがとー!」
「ヽ(*´∇`)ノ」
私も
お菓子作りが好きだったのと
ちゃーも何かにつけ
お菓子を作っては
友達にあげたりしていたので
↑部活の後輩とか
バレンタインデーのお返しとか
急に思い立った時のためにと
小分けの袋や リボンを
いつも常備していました。
「今回は 材料が揃うから」
「使ってもいいけど」
「いつも」
「あるわけじゃ ないからね?」
「やりたいと思ったら」
「まず 確認するのが 先なんだよ?」
と 釘を刺し
でも やりたい気持ちは
なるべく 汲んであげたいので
「よし!やるか!」
と
クッキーを作る事にしました。
びっちゅが自分で
クッキーを作るのは
初めてです。
材料の計量に付き合って
びっちゅが
生地を作っている間に
ご飯を作り
生地を寝かせている間に
ご飯を食べ
型抜きをして 焼き
冷ましてからのラッピング・・・
もう この時には
夜の10時くらいになっていて
当時 中3のちゃーも
一緒になって
ハートや星型のクッキーを
1人 3枚くらいを目安に
袋に入れていき
みんなで内職のように
ラッピングをしました。
そして当日。
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発表会は 授業が終わった
放課後にやる事になっていて
保護者も 見学OKでした。
が しかし
その午前中
学校から連絡が・・・
びっちゅが
気持ち悪くなってしまって
保健室にいると。
迎えに行くと
びっちゅはへこんでいました。
「気持ち悪いし」
「頭も痛いの (´;ω;`)」
先生と相談をして
放課後まで様子を見て
大丈夫そうだったら
戻ってきて
発表会に参加してもいい
という事で
一旦 早退する事になりました。
実はこの時
引っ越しをしていて
新居は 小学校から
離れた所にありました。
2人が卒業するまでは
使えた方が
何かと便利かと
元の部屋の退去日を
卒業に合わせていたので
部屋を使う事はできたんですが
荷物は新居に
運んでしまった後だったので
暖房もなく
捨てる予定の布団が
あるだけでした。
「まだ 頭痛い?」
「うん・・・」
「でも発表会 出たい」
「(´;ω;`)」
「最悪 クッキーだけでも」
「渡しに行きたい・・・」
「そうだねぇ・・・(^▽^;)」
「でも 気持ち悪いんでしょ?」
「うん (>_<)」
「とにかくもう少し 様子みよ?」
「うん・・・」
放課後が近づいてきて・・・
「頭痛いの どう?」
「まだ痛い・・・」
「演奏 出来そう?」
「わかんない・・・」
「でも 行きたい・・・」
「びっちゅ!」
「こういう時はさ!」
「女優で行こう!(*・∀・*)」
「女優?」
「びっちゅは 小さい時から」
「誰よりも」
「狸寝入りが 上手かったし」
「ウソ泣きも 上手かったし!」
「(*//∇//*)」
「コイツ 女優だな (-_-;)」
「って ママ 思ってたんだよ♪」
「こういう時にこそ」
「女優魂 を発揮する時」
「なんじゃない?」
「(Ο´∇`Ο)」
「早退しちゃったけど」
「行ってもいいの?」
「(´;ω;`)」
「うん。今日のために」
「頑張ってきたんだし」
「最後だしね!」
「でもね 行くなら」
「具合悪いけど 戻ってきました」
「っていう 事じゃなくて」
「治ったぜ! イェーイ!」
「くらいの感じで 戻ろうよ♪」
「4年生から頑張ってきた」
「最後の発表会 なんだからさ」
「みんなに心配されて」
「終わるより」
「頭痛いのも 気持ち悪いのも」
「全部 知らんぷりして」
「思いっきり 楽しんで」
「やってきなよ♪」
「女優♪ 女優♪」
「なり切ってみれば?」
「びっちゅなら 出来るよ♪」
「そうかな?(*゚▽゚*)」
「どうしても 具合悪くなったら」
「その時は」
「その時でいいじゃん!」
「発表会 終わった後に」
「寝込んだっていいじゃん!」
「大事を取って 後悔するより」
「女優になって やっちゃいなよ!」
「(ノ´∀`)ノ♪」
「うん!(*゚▽゚*)」
「びっちゅ がんばる!」
「ガンバレ!ガンバレ!」
この発表会は
ちゃーも
見に来てくれる事になっていて
元の家で ちゃーも合流し
事情を聞いたちゃーが
自分のあったかいコートを
びっちゅに貸してくれました。
そして 放課後になり
3人で学校へ戻りました。
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体育館で行われた
器楽クラブ 最後の演奏会。
びっちゅは 女優魂 炸裂で 笑
具合が悪い 素振りも見せず
器楽クラブの子達の
保護者が見守る中
3年間の集大成として
立派に
演奏をしていました♪
その成長した姿に
私もうるうる・・・
(´;ω;`)
そして最後に
「びっちゅさんから」
「お話しがあるそうです。」
と先生に話しを振ってもらい
「みんな 今まで」
「ありがとうございました。」
「クッキーを作ってきたので」
「もらって下さい。(*//∇//*)」
と みんなにクッキーを
渡す事ができました。
すごーい! ありがとう!
とみんなに囲まれ
保護者からも
びっちゅ すごいじゃーん!
と褒められ
良かった♪ 良かった♪
と思っている 私の隣で
1人
腑に落ちない顔をしている
ちゃー。
「ちゃー どうしたの?」
「びっちゅ 良かったね」
「うん。」
「とりあえず 乗り切れたねー♪」
「お母さん・・・」
「ん?」
「俺の貸したコート」
「どこにあるか 知ってる?」
「え?」
「そういえば どこ行った?」
「あそこ・・・ひどくない?」
「(-_-;)」
ちゃーが
指さした方を見てみると・・
Σ(゚∀゚*)
埃だらけの 体育館の床に
たたまれもせず ポイっと。
「(*´∀`)アハハ」
「これはヒドイよ!」
「ちゃー 怒っていいよ♪」
「ヒドイよね?」
「(-_-;)」
「うん。うん。」
「これは 無いわ!」
「具合悪いの 関係ないから♪」
「言ったれ!言ったれ!」
「≧(´▽`)≦アハハハハ」
「まったく・・・」
と言いながら
コートをパンパン叩き
自分で持っていました 笑
でも ちゃーは
びっちゅに優しいので
本人には言いません。
びっちゅが
頑張って楽しくしているのを
知っているから。
なので
全てが終わった後に
「びっちゅ あれは無いわ」
「クッキーも手伝ってくれて」
「わざわざ」
「見に来てくれた ちゃーに」
「あれは 無いでしょ?」
「中3の兄が 妹 見に来るって」
「なかなか無いよ?」
「ちゃーずっと」
「寒いの我慢 してたんだよ?」
「具合が悪くても 頑張ったのは」
「わかるけど」
「あまりにも 見えてなさすぎだよ」
「(`・ω・´)」
「∑(゚Д゚;) えっ」
↑ホントの無意識
「ごめん! ちゃーごめんね!」
「ホントに ごめん!」
「これから気をつける!」
「ごめんね!(>_<)」
と 平謝りしていました。
(^▽^;)
3人で新居に帰り
女優魂の 頑張りが
切れたびっちゅは
頭痛が再発し
横になっていましたが
寝込む程でも無かったので
良かったです。
早退した時は
顔色も悪く
心配だったんですが
小学生 最後だったし
多少無理をしてでも
やって良かったんだと思います。
いい思い出になりました♪
恐るべし!
びっちゅの女優魂です。笑
LINDA
ぽんと応援おねがいします♪