こんにちは LINDAです。(^O^)/
ちゃー高校2年生
ある日学校から帰って来たちゃーが
「お母さん 今ちょっといい?」
「うんいいよ どした?」
「今日学校の授業で ドナー登録の」
「話しがあったんだけど」
「俺が登録したいって言ったら」
「お母さんはどう思う?」
と聞いて来ました。
「ドナー登録かぁ(>_<)」
「これまた重い話し」
「持って来たねーーー!」
ちゃーは自己免疫疾患を持っているので
そもそもドナー登録は出来ないようです。
ちゃーの病気についてはこちら↓
それを知ったのはずっと後の事で
この時は ドナー登録に関して
何の知識も無い状態で話しています。
「ちゃーはしたいの?」
「う〜ん・・・したいっていうか」
「それで助かる人がいるなら」
「別にしてもいいかな?って」
「思ったんだけど」
「ほらお母さんって 俺達に対する」
「思い入れが強いじゃん?」
「だから勝手に決めるのもねぇ・・」
「って思ってて」
「俺まだ未成年だし」
「やっぱ相談が必要かな?」
「と思ってさ」
「う〜ん・・・そっかぁ」
「とりあえずは」
「とどまってくれてありがとう」
「でも・・いや・・う〜ん」
「ドナー登録かぁ・・・」
「難しい問題だよねぇ・・・」
「やっぱりお母さんは反対?」
「う〜ん・・・反対って」
「言い切っちゃうのもなんか」
「どうなのかなぁって思うし」
「だからってどうぞ♪」
「とも言えないって言うかさ」
「でももしさ 俺に何かあった時に」
「誰かに臓器提供出来たら」
「その人も救えるし」
「俺もその人の中で生き続けるって」
「そうは思わない?」
「う〜ん・・・」
「そもそも臓器提供って やっぱり」
「そういう風に考えるのかなって」
「思ったりもするんだけど」
「そもそも 君がママより先に」
「死ぬ事を考えたくない」
「それはそうだろうけどさ(^▽^;)」
「いや ぶっちゃけね!」
「ママだけの本音を言えばさ」
「もし ホントに 万が一」
「ちゃーがママより先に」
「逝くような事があったらさ」
「もうその時点で」
「錯乱状態になるじゃんか!」
「びっちゅの為に頑張って」
「生きようとしたとしても」
「生ける屍状態」
「かもしれないじゃんか」
「そんな状態の時に」
「ちゃーがドナーを望んでいました」
「って言われても」
「髪の毛1本 爪の先だって」
「誰にも渡したくないって」
「思っちゃうと思うのよ」
「ちゃーが誰かの中で生き続ける」
「とかあるのかもしれないけど」
「そこよりもたぶん」
「誰にも触って欲しくないって」
「思っちゃう気がするのよ」
「やっぱりそうか」
「お母さんはそう言う気がしてた」
「だって誰かの中で生きてるなら」
「会いたくなっちゃうかも」
「しれないじゃん?」
「諦めきれなくなっちゃう」
「っていうかさ」
「でもそれは絶対ダメじゃん?」
「なのにそれを」
「抑えられる自信が全く無い」
「じゃー反対って事?」
「だからそれが難しいトコでさ」
「逆の立場になって ちゃーが」
「ドナーを待ってる状態だったら」
「それはやっぱり」
「喉から手が出るほど」
「望んじゃうわけじゃん」
「勝手な話しだよねぇ」
「わかってるんだけどさ(´д`*)」
「まぁでもそれが」
「普通の考えだよね」
「どうしたらいいんだろうねぇ」
「今すぐは」
「ママにも答えは出ないかなぁ」
「ママがどう思っていようと」
「ちゃーの権利でもあるしね」
「ちゃーの意思が」
「1番大事だとは思うんだけど・・」
「でもやっぱり・・う〜ん・・・」
「難しいなぁ・・・」
「俺もね 何が何でもとか」
「そんなに強い意志が」
「あるわけじゃないからさ」
「じゃー お母さんの子供として」
「一緒に暮らしてるうちは」
「やめとくよ」
「俺が大人になった時は」
「俺が自分で決めるけど」
「それでいい?」
「そうだね」
「そうして貰ってもいい?」
「高校生の今じゃなくて」
「大人になった時のちゃーの判断で」
「決めて欲しいかも。」
「もしちゃーが結婚とかしたら」
「その時はママじゃなくて」
「今度はパートナーとの」
「相談になるんだろうし」
「そうかもね」
「それでよく考えた結果の答えなら」
「それは尊重すべき事だろうしさ」
「じゃーそうするよ」
「すまんね」
「君たちの体は何一つ」
「譲れないもんでね(^▽^;)」
「お母さん 自分はどうなの?」
「どうって?」
「順番に行けば」
「お母さんが先に死ぬじゃん?」
「そうだね」
「自分の臓器は提供したくない人?」
「なるほど ママの臓器かぁ・・・」
「考えた事無かったなー」
「そう言われれば」
「ママは自分の臓器提供に関しては」
「そんなに抵抗は無いかなー」
「だってもう意識も無いしねぇ」
「逆にちゃーは?」
「ちゃーはどう思うの?」
「お母さんがイヤじゃなければ」
「俺は特に抵抗無いかなー」
「他の人の中ででも」
「生き続けてるって思ったら」
「何となく」
「全てが無くなった訳じゃないって」
「思える気もするし」
「生きてる間に」
「ちゃんと気持ちがあれば」
「亡くなった後はそんなに・・」
「って気もするし」
「火葬されちゃうしね(^▽^;)」
「そっか」
「じゃーその時が来たら」
「それはびっちゅと相談して頂いて」
「そうだね」
「本人の意思も大事だけど」
「結局は残った人達の」
「気持ちが大事な気もするし」
「ママに関しては 2人が」
「思ったようにしてくれていいよ」
「うん わかった」
今思い出しても
この話しはヘビーだったなー
と思います。
心構えも何も無い 突然の話しで
その割にちゃんと語り合う感じ
だったので
ちゃーの病気がわかってから
とにかく死なせないように
頑張っていた私は
ちゃーが死ぬ話しなんて
想像もしたくなかったし
でもちゃーは
私とはまた違う次元で
話しをしているし
「そんな話ししたくない」
って言っちゃったら
そこで終わっちゃうし
でもこういう話しを親子でするのも
大事だよなぁとか。
臓器提供をする側と待っている側
そして
親と子で考えてみても
その都度違う感情があったので
う〜ん・・・いや・・う〜んと
唸ってばかりいました。
その後ちゃーから
ドナー登録の話しは
出ていないんですが
だいぶ後になってそもそも出来ない
という事を知りました。
そして今は
3人共が疾患を持っているので
ドナー登録はおろか
献血も出来ません。
そうなったらなったで
これまた複雑といいますか
何かがあった時には
して頂くばかりになってしまうので
申し訳なさがあります。
なので病院で
「採血した血液を」
「研究に使わせて頂きたいんですが」
とか言われちゃうと
「私でお役に立つのなら」
「どうぞ♪どうぞ♪」
と喜んで協力しています。
なんか私の血液には他の人にはなかなか無い
何かがあるんだそうです。
ドナー登録や臓器提供なんかの
死後の話しを
親子で話せるのは
いい事だと思うんですが
やっぱり・・・
答えを出すのは難しい。
LINDA
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